
根治的治癒切除術が施行された胃癌stage II/III症例164例のリンパ節にサイトケラチン免疫組織化学染色を行い, Occult neoplastic
cells (ONCs)の発現と転移/再発との関連について検討した. 5年以内に転移/再発を生じた再発群62例と無再発群102例の2群に分類し,
2群間でONCsの発現と5年無再発生存率(5Y-RFS)/5年全生存率(5Y-OS)を検討した. さらに, 各々のstage別/組織型別にONCsの発現率を比較し,
Sensitivity, Specificity, Positive predictive value (PPV), Negative predictive
value (NPV)を算出した. 5Y-RFSは ONCs (-) 71.4%, ONCs (+) 47.5% (p=0.003, HR,
0.689, 95%CI; 0.536-0.885)で, 5Y-OSは各々68.8%/48.4%(p=0.008, HR 0.742, 95%CI;
0.576-0.956)であった. stage IIのONCsの発現率は34.8%で, signet; 77.8%, poorly; 51.9%,
pap/tub; 25.0%であった. stage IIIでは66.7%で, 各々87.5%, 76.2%, 59.5%であった. これらのSensitivity
は64.5% (40/62; p=0.003), Positive predictive value (PPV) 49.4% (40/81),
Specificity 59.8% (61/102), Negative predictive value (NPV) 73.5% (61/83)であった.
これらの結果より, stage II/III胃癌症例のONCsの発現は高NPVであり, 再発しないと推測される再発低危険群をより選別可能で,
患者の精神的負担軽減やfollow up planに大きく貢献するものと考えられた. また, 高sensitivityでもあり再発すると推測される再発高危険群を術後早期に選別し得るものと考えられた.
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SEKIDO Y, MUKAI M, KISHIMA K, et al., : Occult neoplastic cells (ONCs)
in the lymph node sinuses and recurrence/metastasis of stage II/III gastric
cancer. Oncol Letters
2014: In press. |
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